100万回生きたねこ
刊行30周年だそうだ。
100万回生きたねこ | |
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100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。
あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、一匹の白く美しいねこに魅せられます。やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。
〜読みつがれて30年/帯より〜
じつは私たちもこのねこのように、
何かがわかるまで
100万回
生まれ変わってゆくのかもしれない。
藤井フミヤ(アーティスト)
私はある時、ハッと気づいた。
ここに描かれたのは、
色即是空の世界だ、と。
そう、これは子どもにも大人にも胸に響く
般若心経の絵本なのだ。
柳田邦男(作家)