諸星大二郎「海神記」

復刻。

海神記 上 (1) (光文社コミック叢書“シグナル”)
海神記 上 (1) (光文社コミック叢書“シグナル”)諸星 大二郎

光文社 2007-07-26
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西遊妖猿伝」と並ぶ、ライフワーク超大作――ついに刊行!!
正史に描かれることのない、"海童"を巡る古代海人族の物語。


時代は西暦四世紀後半、古代の日本。
舞台は南九州の西の海から始まり、北九州へと移っていく。
すでに邪馬台国は滅び、朝鮮半島には三強国が覇を競っていた。
その半島からの移民を中心とした国も多く、大陸との交易も含め多くの海人族が存在した。
一帯での火山噴火、津波、不漁と天災、さらには南方からの隼人族の来襲により、ついに海人族の大移動が始まる。
その行き着く先には何があるのか、何を見いだすのか……


掲載時の媒体、刊行版元の事情により長らく事実上の絶版となって店頭から消えていた幻の本作がここにその全貌を現わした。
さらに画力に研きがかかり、健筆ぶりも著しい著者が新作カバー・見開き口絵をはじめ、一部増補し新作カットを加えるなど改訂を実施したのが本叢書版「海神記」。

○カバー、見開き口絵描下ろし
○上下二部新構成
○初のカラー頁完全再現
○未収録多数、充実の画集頁
○特別解説 星野之宣