ホテル・ルワンダ

みる。

ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション
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愛する家族を守りたいという想いをきっかけに、1200人もの命を救った一人の男の実話を映画化した感動のヒューマン・ドラマ。1994年、長年続いていた内戦が終結し、ようやく平和が訪れようとしていたルワンダ。しかしある夜、大統領が何者かによって暗殺され、大統領派は対立勢力による犯行として、報復の大虐殺が始まる…。

わずか100日余りの間に100万人の罪無き人々が殺された「ルワンダ虐殺」。
その渦中で起きた真実の物語だ。

アメリカ、ヨーロッパ、そして国連までもが「第三世界の出来事」としてこの事件を黙殺する中、アメリカのジャーナリストが虐殺の現場をビデオに撮る。主人公が言う「これで世界に事実が伝わって、助けに来てくれますよね」。ジャーナリストはこたえる。「いや、これを見た白人は『怖いね』と言っていつものようにディナーを食うだけだ」。
もちろん日本でも、当時この大虐殺のことは“小さく”報道された。でも、この映画が公開されなければ、いまでも誰も気にも留めない事件かもしれない。

必見。

でも、この映画はあくまでもアメリカ映画。映画が歴史の一面しか描いていないのも事実。映画を単純に見ると「虐殺を行った側（部族）だけが悪者」のような印象を受けるが、統治しやすいようにルワンダの人々を便宜的に二つの部族に分けたのは白人たちだ。映画では描かれていない歴史的な背景を知らずに、「シンドラーのリスト」のように見てしまうのも危険なような気もする。

虐殺は何故起き何が行われたのかを当事者たちへの取材により明らかにしたノンフィクション。「ホテル・ルワンダ」に描かれたエピソードも収録されている。

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