おすすめ本

古本屋さんが主人公の最新刊を2冊。


「失われし書庫」ジョン・ダニング(ハヤカワ・ミステリ文庫)
「死の蔵書」「幻の特装本」に続くシリーズ第3弾。7年ぶりの新作である。
主人公は、古書に関して博覧強記を誇る古書店主クリフ・ジェーンウェイ。
1作目で、セドリ屋(古本掘出し屋と訳してある。冒頭にアメリカのセドリ事情が書いてある)の殺人事件を担当する刑事として登場し、2作目で〝脱サラ〟し古本屋を始めたクリフ。お店はどうやら現在も好調なようだ。
今回も、古書にまつわる薀蓄がアチらコチらにちりばめられている。


もう1冊はコミックスの「金魚屋古書店(1)」芳崎せいむIKKI COMICS)
金魚屋古書店出納帳」として2冊発売されているものの新シリーズだ。
〝実在の漫画を素材にした古書店物語。 「思い出の漫画」を持つ全ての人、そして・・・
まんがばかのための漫画〟(帯より)
巻末には作中に登場する漫画の詳しい解説も付いています。