支那そば館の謎
| 支那そば館の謎 裏京都ミステリー | |
 | 北森鴻 光文社 2006-07-12 売り上げランキング : 196012 おすすめ平均  京都が好きな人はそれなりに京都に思いをはせながら ワンパターンだけどAmazonで詳しく見る by G-Tools |
僕の名は有馬次郎。京都でも指折りの貧乏寺、大悲閣千光寺の寺男だ。怪盗と呼ばれた過去もあったが、縁あって慈悲深い住職に拾われ、表の世界の住人となった。厄介なのは、寺に奇妙な事件ばかりが持ち込まれること。持ち前の身軽さと裏の人脈を駆使、住職の智恵をお借りして、解決にひた走る毎日だ。京の風情と垂涎の料理の数々も楽しい、本格推理の傑作登場。
短編の名手・北森鴻の技が光る軽妙洒脱な連作短編集。
「不動明王の憂鬱」
「異教徒の晩餐」
「鮎躍る夜に」
「不如意の人」
「支那そば館の謎」
「居酒屋 十兵衛」
元広域窃盗犯にして寺男の有馬次郎、穏やかな相貌と鋭い観察眼をあわせもつ大悲閣千光寺・住職、みやこ新聞の自称「エース記者」折原けい、京都府警の税金泥棒・碇屋警部、そしてバカミス作家のムンちゃんと一癖も二癖もある主人公たちが京都を舞台にした難事件の謎を解き明かす。
ユーモア・ミステリーの装いだが、意外にしんみりとした幕引きのお話ばかり。
住職（一種の安楽椅子探偵）の含蓄のある言葉が染みる。
北森作品ではおなじみだが作中の料理は相変わらず美味しそうだ。
シリーズ第2弾。
| ぶぶ漬け伝説の謎 裏京都ミステリー | |
 | 北森 鴻 光文社 2006-04-20 売り上げランキング : 162418 おすすめ平均  ほのぼの、どたばたAmazonで詳しく見る by G-Tools |
