ソウル・バス
現在、映画のタイトルバックの巨匠といえばカイル・クーパ(http://d.hatena.ne.jp/ebiyabooks/20070406#p1)だが、そのタイトルバックをひとつの作品にまで高めた先駆者といえばソウル・バスだ。
ニューヨーク生まれ。1920年-1996年。グラフィック・デザイナー、映画監督。
グラフィック・デザイナーとして映画ポスターや予告編の製作に携わったあと、オットー・プレミンジャー監督の「カルメン」で初めてタイトルデザインを手掛ける。その後、その独特な映像表現で、映画タイトルの第一人者となる。生涯に製作した映画タイトルは40数本にのぼる。また、長編映画「フェイズIV」や短編映画の監督もつとめる。
代表作。
「黄金の腕」(1955) 監督:オットー・プレミンジャー
「七年目の浮気」(1955) 監督:ビリー・ワイルダー
「悲しみよこんにちは」(1958) 監督:オットー・プレミンジャー
「めまい」(1958) 監督:アルフレッド・ヒッチコック
「或る殺人」(1959)
「オーシャンと11人の仲間」(1960) 監督:ルイス・マイルストン
「サイコ」(1960) 監督:アルフレッド・ヒッチコック
「ウエスト・サイド物語」(1961) 監督:ロバート・ワイズ
「栄光への脱出」 監督:オットー・プレミンジャー
「セコンド」(1966) 監督:ジョン・フランケンハイマー
「グラン・プリ」(1966) 監督:ジョン・フランケンハイマー
「おかしなおかしなおかしな世界」(1963) 監督:スタンリー・クレイマー
「荒野を歩け」(1962) 監督:エドワード・ドミトリク
「恐怖の岬」(1962) 監督:J・リー・トンプソン
「グッド・フェローズ」(1990) 監督:マーティン・スコセッシ
「カジノ」(1995) 監督:マーティン・スコセッシ
商業デザインから映画までソール・バス自身による作品解説。
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アメリカを代表するデザイナー、ソウル・バスの仕事を、ロゴタイプ、パッケージデザインから映画のタイトル、ポスターまで本人自らが紹介する。1979年刊を忠実に復刻。英文併記。
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