ブラック・サンデー
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ブラック・サンデー | |
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主人公は、映画「ミュンヘン」でも描かれた実在のテロ組織「黒い9月」の女テロリスト。字幕では訳されていない(今でも及び腰なメーカーだ)が、テロリストたちに爆弾を調達するのが日本人テロ組織だったり、アメリカに爆弾を運んでくるのが日本船籍の船でシンパな船長も日本人(に見えないが)だったりといかにも70年代的政治情勢の中の物語。
イスラエル特殊部隊少佐カバコフ(ロバート・ショウ)はベイルートで行われていたテロ組織「黒い9月」の会合を攻撃、メンバーの抹殺に成功するが、同時に致命的な過ちを犯す。メンバーとは無関係と判断して見逃した女が、じきにアメリカで行われる大規模テロ計画の実行責任者ダーリア(マルト・ケラー)だったのだ。現場に残されていたテープから計画を知ったカバコフはアメリカに飛び、FBI捜査官コーリーの協力を得てダーリアの捜索を開始する。一方、難を逃れ渡米したダーリアは計画の実行担当のマイケル(ブルース・ダーン)と合流、テロ計画を着々と推し進める。飛行船のパイロットであるマイケルは、強力な爆薬を空中で爆発させてスーパーボウルの観衆8万人を皆殺しにする計画を黒い9月に持ちかけていたのだった。懸命な捜査の末にカバコフたちが計画の全容を知った時、すでに爆薬を搭載した飛行船がスーパーボウル競技場に向かって飛び立っていた…。
監督は、男臭い骨太な映画を作り続けた職人ジョン・フランケンハイマー。トマス・ハリスの原作には、いろいろと政治色が強いところがあったがその部分は思いきりカット。追うものと追われるもの息詰まる攻防をグイグイと見せていく。
CGなどに頼らない生身での飛行船上でのアクション・シーン、スタジアムを埋め尽くす8万人のエキストラを動員したスーパーボウルのシーンと、今どきの映画では見られないアナログな見所満載。
★★★★1/2
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