十三番目の陪審員
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十三番目の陪審員 | |
芦辺 拓 角川書店 2001-08 売り上げランキング : 464120 おすすめ平均 いわゆるカクテル「森江」 Ver.法廷劇 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
架空の殺人事件をしたて、警察とマスコミがいかにして冤罪を作り出すか告発しようという無謀な計画。この企てに参加した鷹見は、DNA鑑定すら欺き見事に容疑者となる。しかし、彼に突きつけられたのは、まったく身に覚えのない女性殺害容疑であった。誰も取り合わない被告の言い分を信じ、戦後初の陪審制で行われる法廷にのぞむ弁護士・森江春策。民主的な裁判制度の復活に反対する勢力が仕掛けた壮大なトリックに、司法の命運を託された森江と十二人の陪審員はどう挑むのか。
森江春策シリーズ。1998年発表。
日本に「陪審員制」が復活したというパラレル・ワールド的な設定のもと繰り広げられる本格派ミステリー。
日本における陪審制(Wikipedia)
日本では1923年(大正12年)に陪審法が制定され、1928年(昭和3年)から陪審制度が導入された。この法律によって484件が陪審で裁かれ、内81件に無罪判決が出た。
1943年(昭和18年)に「陪審法ノ停止ニ関スル法律」によって陪審制が停止された。同法は附則において「今次ノ大戦終了後再施行する」と明文規定されていたが、未だに再施行されないまま今日に至っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%AA%E5%AF%A9%E5%88%B6
ちなみに2009年より施行される「裁判員制度」は「陪審員制」が再開されたわけではない。
十二人の怒れる男 | |
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12人の優しい日本人 | |
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