横溝正史未発表原稿発見

金田一耕助が活躍する探偵小説「八つ墓村」「犬神家の一族」などの作家、横溝正史(1902〜81)の生原稿や下書きなど約5000枚が見つかった。研究者にも知られていない短編「霧の夜の出来事(微笑小説)」が含まれている。雑誌に発表した短編を仕立て直した長編、単行本のページを切り抜いて施した加筆などもあり、粘り強く書き直しを続けた横溝の執筆姿勢が浮かび上がる貴重な資料だ。
横溝正史の生原稿5000枚、旧宅で発見 未発表も(asahi.com)

やはり新作映画の公開に併せて(!?)、貴重な資料が〝発掘〟された。
http://d.hatena.ne.jp/ebiyabooks/20060913#p1
http://d.hatena.ne.jp/ebiyabooks/20060929#p1

5000枚の原稿のほかにも、自作が原作となった映画やラジオのシナリオ約150点や、ミステリー洋雑誌約300冊などが見つかった。亮一さんは近く東京・神田神保町古書店「三茶書房」を通じて売りに出すが、公共機関や大学などの一括購入を望んでいる。

果たして、この資料はどこへ行くのか。資料をもとに〝新作〟の登場もありえる。
ちなみに、横溝正史の旧蔵資料は現在、東京・世田谷文学館に多数収蔵されている。

世田谷文学館は、世田谷を拠点として数多くの作品を送り出した横溝正史の旧蔵資料約6,000点を収蔵し、横溝正史研究のメッカとして親しまれています。
http://www.setabun.or.jp/