花の下にて春死なむ - ebiya-booksのネット古書店日誌＆エンタメ日記

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年老いた俳人・片岡草魚が、自分の部屋でひっそりと死んだ。その窓辺に咲いた季節はずれの桜が、さらなる事件の真相を語る表題作をはじめ、気の利いたビアバー「香菜里屋」のマスター・工藤が、謎と人生の悲哀を解き明かす全六編の連作ミステリー。第52回日本推理作家協会賞短編および連作短編集部門受賞作。

三軒茶屋にあるビアバー「香菜里屋」を舞台にした〝安楽椅子探偵もの〟の短編連作。
（「香菜里屋」は他の北森鴻作品にも登場。北森ワールドの要だ）。

それぞれの作品の中でスパイスを利かせるマスター工藤の作る料理が旨そうだ。
続編も出ている。