映画の名セリフ100選

AFI(アメリカ映画協会)が「映画の名セリフBEST100」を発表した。
http://www.afi.com/tvevents/100years/quotes.aspx#list


映画関係者の投票によって選ばれた「名セリフ」ナンバー1は、
〝Frankly, my dear, I don't give a damn.〟
風と共に去りぬ」(1939)のクラーク・ゲーブルのセリフだ。
続いて2位は、「ゴッドファーザー」(1972)のマーロン・ブランドのセリフ。
〝I'm going to make him an offer he can't refuse.〟
第3位は、「波止場」(1952)のマーロン・ブランドのセリフ。
〝You don't understand! I coulda had class. I coulda been a contender. I could've been somebody, instead of a bum, which is what I am.〟


英語のセリフと、日本語字幕とでは温度差があるのか、日本では馴染みのないセリフがベスト3を占めている。
ちなみに、「風と共に去りぬ」でいえば、日本でもよく使われる「明日は明日の風が吹く〝After all, tomorrow is another day!〟」は31位だ。


日本で、よく知られているといえば、「カサブランカ」から〝Here's looking at you, kid.〟(君の瞳に乾杯)なんていうのも選ばれている(やはり真似して口説くのかしら)。


〝Go ahead, make my day.〟「ダーティーハリー4」(6位)
〝May the Force be with you.〟「スターウォーズ」(8位)
〝You talking to me?〟「タクシードライバー」(10位)
〝Love means never having to say you're sorry.〟「ある愛の詩」(13位)
E.T. phone home.〟「E.T.」(15位)
〝I'll be back.〟「ターミネーター」(37位)
〝Shane. Shane. Come back!〟「シェーン」(47位)
英語のまま、日本でも定着しているセリフもある。


一番新しいものは、「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」から、ゴラムの〝My precious.〟(いとしいしと)。


和田誠の本の題名にもなっている「お楽しみはこれからだ」〝Wait a minute, wait a minute. You ain't heard nothin' yet!〟は、71位だ。ちなみのこのセリフは、初のトーキー映画「ジョルスン物語」で、いちばん最初に発せられるセリフ。そう、映画が〝しゃべった〟はじめてのセリフである。