世界の中心で、愛をさけぶ
世界の中心で、愛をさけぶ スタンダード・エディション [DVD]
- 出版社/メーカー: 東宝
- 発売日: 2004/12/23
- メディア: DVD
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出演:大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來、山崎努
面白かった。こちらのレビューでは否定的な意見が多いが・・・。
http://www.jtnews.jp/cgi-bin/review.cgi?TITLE_NO=9040
青春映画の佳作である。長澤まさみ、森山未來の若い二人が圧倒的に良い。
まあ、ちょっと説明不足で、現在の主役の二人(大沢たかお、柴咲コウ)の関係が今ひとつ分かりづらい。それによって、律子の行動の意味がよく分からなくなっている。
映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で展開される物語は、偶然が結びつける運命のようなものがテーマとなっている。この世は、さまざまな偶然の結びつきに支配されていると僕は信じているし、現在の朔太郎にそれを運んでくる象徴的なキャラクターとして藤村律子が生まれた。
行定勲監督のコメント 小説「指先の花―律子の物語」(p.4)
指先の花―映画『世界の中心で、愛をさけぶ』律子の物語 (小学館文庫)
- 作者: 益子昌一
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2004/04/01
- メディア: 文庫
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さて、たぶんこの映画(小説ではない)の〝元ネタ(参考にしている)〟はこれだろう(指摘している人も多いか?いまさら?)。
- 出版社/メーカー: PI,ASM
- 発売日: 2002/03/22
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どちらも〝初恋〟がテーマの恋愛映画(主人公が成就しなかった〝初恋〟にトラウマを抱えている。そのことが現在<の恋愛>に大きな影響を与えているが、本人はそれに気づいていない)。
その他にも・・・
主人公が慕う映画技師アルフレード→写真館の重ジイ
初恋の人を撮影したフィルム→カセットテープ
キスシーンのフィルム→ウエディング写真 などなど
(ジャケットを見たら思いついた。二人乗りもそうか・・・?)
カセットテープや写真を小道具に使ったのは、うまい脚色だ。その中に記録されて(残されて)いる〝もの〟は、いつまで経っても〝現在〟なのだ。決して〝過去〟ではない。